17モデル、16モデルのボディ幅は実サイズがそれぞれ16.5インチと15.5インチとやや小型で、ボディ厚もボディ幅とバランスの取れた厚みを採用したことで取り回しの良いボディサイズを実現しました。
ワンピースや2ピースネックに比較して日常の気候や環境の変化に対しより安定な3ピースネックを採用し、トラスロッドによるネック調整の頻度を減らします。
ネックヒールの1弦側を薄くすることで掌のフィット感を改善し、ハイポジションでの演奏性を向上します。
ボリュームコントロールに比べ使用頻度の低いトーンコントロールはピッキングの支障にならないようにピックガードの下に設置しています。
トラディショナルなテールガットタイプのテールピースを採用していますが、弦のアースを直接アウトプットジャックへ落とすことでアンプ接続時のノイズを低減します。
ギターのフィニッシュでニトロセルロースラッカーは現在でも人気ですが、主な理由は薄く硬い皮膜ができることとビンテージギターに使われていたことと見受けられます。実際ニトロセルロースはその親水性から人の皮膚へのフィット感に優れており、現代のように機能性合成樹脂が開発される以前はドイツなどで製造していたニトロセルロース樹脂は歯ブラシの柄など人の手に触れるところに使われていました。EJIMA ARCHTOP GUITARSではこのような理由を踏まえてトップコートは全てニトロセルロースラッカーにてフィニッシュを行います。