製作工程

01
Preparation

トッププレート材からライニングに至るまで全ての部材は、パーフリングに使われる0.3~0.5mm厚のツキ板を除き、板材より引き割りし切り出されます。

十分にシーズニングされた板材を国内外の専門木材業者から調達し使用します。

トッププレートバックプレート用のビレットは引き割りされた後、工房内で更にシーズニングされます。

  • サイド材はバックプレートと同じ板材から引き割りします。
  • ネック用部材
ライニングのスロット切削加工
ウッドバインディング材はコントラスト色の薄板を積層した板材から切り出します。
メープルのツキ板をパーフリング材にスリットした後、一部を濃色に染色し白黒のパーフリング材に使用します。
02
Body
トップとバックプレートの削り出しです。自家製アーチ加工冶具で粗削りした後、手彫りでアーチを整えて行きます。重要で地道な作業です。
アーチの裏側を削ります。
トッププレートのチューニングが完了したらfホールを空けます。続いてバインディングを巻きます。
トッププレートのブレーシング
Xブレーシングが標準ですがピックアップをボディマウントする場合などパラレルブレーシングを採用します。
サイドの曲げ加工
ライニングとサイドブレーシング
  • バックプレートとサイドを接着したら
    シェラックで内側をコーティングしてからトッププレートを接着します。
  • ボディのホゾ加工
ボディバインディングとパーフリング

03
Neck

  • ネック材を切り出し接着
  • トラスロッドの溝切り
ネック接合部のダブテール加工
ネックエクステンションとヘッドの耳を接着
  • ヘッド裏の切削
  • ヘッドのツキ板を接着
  • ヘッド形状の切り出し
ヘッドのバインディング
  • 指板のフレット溝切り
  • 指板をテーパー形状にしてネックへ膠で接着
  • 指板のバインディング
インレイ埋め込み
フレット打ち込み
ネックシェイプの削り出し

04
Finishing

ネックとボディを接合
  • リカーブの形成
塗装仕上げ
ナット、テールピース、ブリッジ、ピックガード、トラスロッドカバーのフィッティング
  • フレットのフィッティング
  • 電気部品の取り付け及び配線